タイガーマスクの死、三沢光晴の死、プロレスの死

 プロレスが嫌いだった。
 やらせというか八百長というか、ギミック?ギミックの意味がよく分からんが、まあそういう理由で嫌いだった。たぶん、後付けだとは思うんだが。


 しかしこれを見て、子供のころ、小学生ぐらいのころ、よくプロレスを見てたことを思い出した。
 プロレスってこういうもんじゃないんかなあ。こどもだったから面白かったのかもしれんが、水戸黄門というか、ウルトラマンというか、仮面ライダーというか、シンケンジャーというか。そういうわかりやすさがよかったのかもしれない。まあ、実際見てたのは初代タイガーっぽい気もするが。

 それでも、最近はプロレスには寛容になったつもりだ。八百長つまらんとか言って、K1やらプライドやらを見てたが、結局大して変わらんかったようにも思うし。


斎藤選手、三沢さんの遺影に涙の土下座 - MSN産経ニュース

 だから、こういうギミック?(ギミックであってるのか?演出でいいか)もギリギリ理解した。こんなみえみえのパフォーマンスが普通なら許されるはずがない。でもプロレスだから、それをネタにするのもまたプロレスか、と思ったんだが。


プロレスラーの生きる道 - タケルンバ卿日記

 プロレスファンはもうすでに、想像を超えた世界に行ってしまったようだ。プロレスファンがこんなものを求めるのであれば、もはや、プロレスに残された道は死しか残っていないように思う。